『リトル・ナイトメア2』を1周して思った、シックスの正体はやっぱり悪魔?
2021年2月10日リリースされた『リトル・ナイトメア2』を1周して思ったことや疑問なんかをつらつらメモしていきます。
1周しただけなので勘違いや矛盾等あるかと思いますが、あれこれ考察するの大好きなので書き残してみます。
ネタバレあるので未プレイの方はご注意を。
主人公たちの名前の対比
前作シックスは「666」という数字が悪魔の数字であることからシックスは悪魔の子なのではないかとたくさんのプレイヤーから考察されていました。
またキリスト教では「6」という数字は、完全を意味する「7」より1つ欠けた数字、「不完全」を指しているとも言われます。
一方今作の主人公「mono(モノ)」はギリシャ語で「1つだけの」という意味があるようです。キリスト教で1は唯一絶対の神を示す数字でもあります。
不完全な数字、悪魔の意味の名前を持つシックスと、「1つだけ」という意味で神を表す名を持つモノ。
モノは神様なのか?
物語の最後、モノが実は後のノッポ男であることが示唆されています。
ノッポ男はシックスを捕まえてテレビの中に閉じ込めてしまいます。
もしシックスが悪魔であるとするとテレビの中に封じ込めたノッポ男(モノ)は救世主(神)と言っても過言ではない。そんなノッポ男が発するテレビ電波に人間が夢中になるのは当たり前といっても過言ではないかもしれません。
それともう一つ考えたのは、前作でシックス(6番目)というのは、7つの大罪の「暴食」に当てはまるということでなるほどなぁと思ったのですが、それならば今作のモノ(1番目)は「傲慢」になるということ。
悪魔のシックスをテレビ世界に封じ込める(もしくはシックスを守る)という神様気取りがモノの「傲慢さ」なのでしょうか…。もしそうなら深すぎる。
あと今作はモノ以外でも傲慢そうなキャラがいますよね。
例えば先生。
割ったら頭空っぽの陶器製の生徒相手に権威を振るっている。
ドクターも自分に縋る患者の体を好き勝手弄りまわす傲慢ぶり…。
ハンターも自分の小屋の壁に飾るためだけに生き物を殺すという、ある意味人間の傲慢みたいな部分が現れているように思える。
やっぱり「傲慢」が今作のテーマ?
なぜシックスはモノの手を離したのか
ストーリーの中でモノがシックスの引き上げて貰うシーンが何回かあります。
ラストのシーンでも、シックスがモノの手を掴み、引き上げるのかと思いきや…
シックスは手を離し、モノはそのまま下へ落下してしまいます。
引き上げてくれていた今までと手を離した今回で違うのは、シックスがノッポ男に囚われた後か前かということです。
シックスはノッポ男に捕まり、彼のテレビの世界に閉じ込められた際に、ノッポ男の正体が実はモノの未来の姿であると確信したのではないかと思います。このままモノを引き上げて共にテレビの中から出ると、いつか自分をまた閉じ込める邪魔な存在になると分かっていたから、モノをテレビの中に閉じ込めた状態で自分だけ外の世界に逃げたのではないでしょうか。
物語の途中でモノがテレビの中に入り、ノッポ男を閉じ込めているドアを開こうとするシーンが何度か描かれています。あと少しで扉を開くことができる…というところで必ずシックスがモノをテレビから引き剥がします。
物語を全て見たあとに考えると、このシーンって自分を捕らえようとするノッポ男を開放しないようにシックスが止めているように感じます。
モノのキービジュアルで右腰に鍵をぶら下げているのですが、これってモノがノッポ男の部屋を開けるための「鍵」であるという意味なのでは?
↑(鍵ぶら下げとる)
よくわからないところ
・モノは元々どこから森のテレビにワープした?
一番最初、近くにテレビがあることからおそらく何処かのテレビからワープしたと思われますがどこからループしたのでしょうか。
・なぜモノは紙袋を取った?
ノッポ男と1対1のバトルの前、モノは紙袋(帽子)を脱ぎますよね。
それ以降は素顔で進んでいくわけで…。わざわざ帽子を脱いだことにはなんの意味があるのでしょうか。
・モノ=ノッポ男ならなぜ対峙する必要があった?
同じ世界に2人存在できないから?無限ループしてて記憶がないから自分自身だと気付かない?
・前作冒頭の首を吊る男は誰?
結局あれはモノ(のっぽ男)なの?そうするとなぜ彼はモウにいたの?
・前作の登場人物とのつながり
今作もレディの部屋と思しきアパートがあるけど、レディはこの街出身なの?
・今作と前作にはどのくらいの月日が流れているの?
もしモノ(のっぽ男)で前作の首吊り男だとすると、シックスだけいつまでも小さいまま成長していないのはなぜ?
色々好き勝手に考察はしましたが、わからないことだらけ。
これから他の人の考察とか読みあさろうと思います(笑)