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アンチャーテッド映画化に「待った!」をかけたい

ゲーム界隈ではもう何年も前からアンチャーテッド映画化というのが密かに(?)囁かれていました。

ただ映画化の話が出てから数年音沙汰なしで「な~んだ、頓挫したのか」と思っていたのですが、いつの間にか主演俳優が発表されていて胸がざわついております。

 

まずアンチャーテッドって何?という方のために書かせていただくと、アンチャーテッドとはソニーインタラクティブエンタテイメントから出ているアドベンチャーゲームです。

【PS4】アンチャーテッド コレクション PlayStation Hits

【PS4】アンチャーテッド コレクション PlayStation Hits

  • 発売日: 2018/11/21
  • メディア: Video Game
 

伝説の航海者「フランシス・ドレイク」の子孫と名乗るトレジャーハンターのネイトの冒険物語です。既に2007年アンチャーテッドシリーズ1本目の「エル・ドラドの秘宝」から2016年に出された、ネイトの冒険としては最終作となる「海賊王と最後の秘宝」、翌年スピンオフ作品としてサブキャラクターのクロエを主人公に「古代神の秘宝」まで10年で6本出ている作品ですので、ゲーム好きでアンチャーテッドを知らない方はいないのではというレジェンド作品です。

ドキドキハラハラのストーリー展開、魅力溢れる個性的なキャラクター、スリル満点の冒険はまさに「プレイする映画」。

私も人生における好きなゲームシリーズのトップ5には必ずアンチャーテッド入れます。

アンチャーテッド大好きな私がなぜ映画化を喜べないか。それは大きく2つ理由があります。

 

アンチャーテッドはゲームだったからヒットした

アンチャーテッドのヒットはまさにゲームだったからこそのヒットだったと思うからです。

アンチャーテッドはまるでゲームであることを忘れて遊べるようにということでかなりこだわって開発されています。

マップは画面上に表示されないし、体力ゲージもなし。途中謎解きのヒントを見たければネイトの持っている手帳をわざわざ開かないと見られない。ゲーム中はロード画面を一切挟まないなど、本当に物語に集中できる作品になっています。

でもね、私は思うのです。

プレイヤーは決してアンチャーテッドを「映画」としては見ていません。

いくら「映画」のようだと認めても、心のそこでは常に「ゲーム」として楽しんでします。

「映画」というのは客観的に見るものです。時には登場人物に感情移入するでしょう。

でも決して自分=主人公として映画を見たりはしません。

どんなにワクワクハラハラするアドベンチャー映画でも自分が冒険しているような感覚に陥ることはありません。例えばジュラシックパーク(ワールド)を見て自分がまさに今恐竜から逃げているような感覚に陥ることってありませんよね。インディー・ジョーンズシリーズやナショナル・トレジャーシリーズを見て、「すごく感動した!」「宝を見つけて嬉しさのあまりめちゃくちゃっ鳥肌立った!」て感覚になることってありますか?私はないです。

 (ナショナル・トレジャー大好きなんですけどね)

あくまで映画は、客観的に登場人物たちの冒険の行く末を見守るという楽しみ方しかできないと思っています。

でも私はアンチャーテッドには「まさに自分が冒険した感覚」を感じます。

主人公ネイトを動かしているのはプレイヤーである私だし、それはまさに私が崖をよじ登り、私がロープアクションで向こう岸へ飛び移り、私が各所に仕掛けられた謎を解いて秘宝へのヒントを得ていると思ってプレイしています。サブキャラクターのサリーやエレナ、クロエは私の大切な仲間であって映画の中の、画面の中だけのキャラクターでは最早ないのです。

そういう「自分が体験しているような感覚」があるからこそ、何百年と誰も足を踏み入れることがなかった古代都市や遺跡を発見した時のネイトたちの、体が震えるような喜びを私たちプレイヤーもダイレクトに感じることができるのです。ネイトの苦労は私たちプレイヤーの苦労、ネイトの喜びは私たちの喜びなのです。

そういう体験ができるゲームだったからこそアンチャーテッドは他に類を見ないゲームであり、伝説になったと思っています。

アンチャーテッドから、宝にたどり着くまでの苦労や宝に一歩近づいた時の興奮、何かを発見した時の喜びを奪い、見守るだけという形の映画ではアンチャーテッドは死んだも同然と思えてしまうのです。

アンチャーテッドはネイトの冒険ですが、プレイヤーの冒険でもあります。

ネイトの冒険を見守りたいのではない、私たちも一緒に冒険したいからアンチャーテッドをプレイするのです。

 

②映画のキャスティングが謎

既に何人か俳優陣が公開されていますが、キャスティングも「ちょっと待って」と言いたい。

 

まず主役のネイト訳にトム・ホランド

 
 
 
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スパイダーマン:ホームカミング』の主演の俳優さんです。

私的にはネイトの印象と随分違います。

私の中のネイトはもっとガッチリしてて形で言うならば四画っぽい体型。

背も高くて、とにかく体がでっかい印象。

顔は確かにイケメンだけど愛嬌があって親しみがある感じで、男くさく、王子様っぽい感じの男性では決してない。

一方のトム・ホランドは身長が173センチ(ネイトにしては小さくない?)

顔も優しそうで大人しそうな印象。まさにスパイダーマンのピーターみたい。

作中のネイトみたいに「ヤバイ!」を繰り返したりウィットに富んだ切り返しができるユニークさは感じられない。

泥まみれのシャツ1枚でジャングルを飛び回るより綺麗なスーツを着て都市で歩いているの方が似合いそうなタイプ。

トム・ホランドがどうしてもアンチャーテッドに出るというならお坊ちゃん育ちのレイフの役をオススメしたい。そんな感じ。

一応映画はネイトの若い時っていう話だけど、トム・ホランドのネイトが年取ってネイサン・ドレイクになるかなぁ…。うーん。

 

そしてもうひとり、ネイトの相棒サリーをマーク・ウォルバーグが演じるというのでもうビックリ。

『ザ・ファイター』で主役演じてますね。

サリーかぁ…。サリーには見えないんだよなぁ。

サリーってゲームでは1作目からすでに結構歳とってて、それでもかなりイケてるおじさんって感じで大好きなんだけど、マーク・ウォルバーグにその魅力があるかというと…(ごめんなさい)

 

とにかく他の俳優はいなかったのかな?と思う今日この頃。

 

と、まぁ映画化には色んな心配があります。

私としてはそもそも実写化しないで欲しいと今でも思います。

アサシンクリードもゲームは大成功でも映画見事に失敗してるので、それもあってアンチャーテッドの映画化には心穏やかにはいられないです。

怖いもの見たさで多分1回は観るけど。