あの頃は服を買い漁ってた
私が大学卒業後に就職した会社は制服なしのオフィスカジュアルOKの会社でした。
学生時代からCanCam・AneCan大好きっ子だった私は、OLになって毎日素敵な洋服で出勤することに強い憧れがありました。(AneCanって2016年に廃刊してるんですね…)
毎日違う服を着たい、同じ服を週2回以上着るのはダサいと思っていた私は夢中で雑誌を読んで、好みの服を見つけては仕事帰りにデパートにその服を探しに行きました。
(その頃生まれて初めてクレジットカードを作るんですが、それはまた別の記事で書きます)
その頃特に大好きだったのはApuweiser-richeとJUSGLITTY!
まさにCanCamって感じで綺麗系のお洋服がたくさんあって欲しいものだらけでした。
スカートだけ買うつもりがそれに合わせるブラウスが欲しくなったりして1ショップで数万円使うのが当たり前でした。
あと色ち買いもしまくってましたね。
それでも最初の2~3年は、雑誌で気になるものを探す→買いに行くだったからまだ良かったのです。
末期状態になると私は「なにか素敵な服がないか探すために店へ行く」状態になってしまいました。
春らしい花柄のスカートが欲しい、細身の黒のカーディガンが欲しいとかではなく、「なんでもいいけど素敵な服が欲しい」と常に思っていました。
頭の中はいつも洋服の事でいっぱい。
暇さえあれば一般人のブログも検索しまくって素敵な着こなしはないか、可愛い服を着ていないか調べていました。
早く仕事を上がることができればデパートへ行って何時間もウロウロ服を物色していました。
店員さんに「なにかお探しですか?」と聞かれても何を探しているか自分でも分からず「とにかく素敵な服を…」と答えて店員さんを困らせていました。
今だから思うのですが、当時の私は本当に変だったと思います。
素敵な服さえ手に入れば、今より素敵な自分になれると信じていたような気がします。
過去に服を買いまくって気づいたことは、
・服は消耗品、衣装箪笥に仕舞ってるだけでも経年劣化でボロくなる
・いくら可愛い服でも着心地が悪かったらお気に入りにはなれない
・年を重ねると今までの服がしっくりこなくなる
・毎日違う服を身に付けるより自分が本当に綺麗に見える服を身に付けることが大事
ということです。
失敗から学ぶという言い回しがあるけれど、それにしても高い学習代だったなぁ…。